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あふれでる消費欲、刺激するのはよりクローズドな仕掛け

更新日:2021年3月29日




理想の仕事人を描きながら、読者たちの「いつかこうなりたい、自分も一流の側に入りたい」という憧れを作り出すGOETHE。

実際にトップビジネスマンの活力やその背景にある原動力、そしてそれらがコロナ禍でどう変化したのか、についてお伺いする事ができました。



仕事も遊びも楽しみながら。ビジネスリーダーの実態とは。


ー(LIGHTHOUSE編集部)サントリートレンド編集部LIGHTHOUSE、

『GOETHE』前編集長の二本柳さんと現編集長の池上さんです。宜しくお願いします!


二本柳氏・池上氏(以下編):宜しくお願いします。


ーはじめに、GOETHEの雑誌としての編集方針やこだわりを教えてください。


編:本誌のテーマは、「仕事が楽しければ人生も愉しい」です。一流の仕事人は、どんな職種でも共通して、仕事というフィールドで他の人が挑戦しない様な事へ挑戦したり、逆境に立ち向かう思想で人生を楽しんでいる。その様な方の仕事の向き合い方、遊び方を取材して、読者の憧れる様な刺激のある生活を描いています。


ー実際に、トップビジネスマンの方々とのコネクションも重視されているんですよね。


編:そうですね、読者の「憧れ」を知る上で、取材や紹介はもちろん、いわゆる仕事に熱中している方々のコミュニティを中心に、繋がりをたどりながらコネクションを拡げています。誰もやらないことを成し遂げる人、怒りをバネにする人、生涯現役な人、社会に議論を巻き起こす人、夢を追い続ける人、など、挙げたらキリがありませんが、こんなにも、もがき苦しんで新たな価値を世のなかに生みだした日々闘い続けているビジネスパーソンを追いかけ、仕事に付随するファッションや食、時計、インテリア、車、美容、スポーツ、身体などの有益な情報を網羅しています。やっぱり一流の仕事人は目を見張る程の自己投資をしているんですよね。積極的に話をして、彼らが今考えてる事、インサイトを深ぼっています。

 一方で、取材をする中で自己投資の仕方も変わってきていると感じます。今までGOETHEでは、刺激的な生き方をしている一流の仕事人をターゲットに憧れの生活を描いていましたが、最近はお金の稼ぎ方も変わってきている。例えば、20代-30代が一人でビジネスを立ち上げたり、自分を鼓舞するために1000万円以上の高級時計を購入したりしている。こういった仕事に熱狂しながら人生を愉しんでいる若い世代の実態やインサイトも掴みつつ、GOETHEを作っていきたいと思っています。



湧き出るパッション、背景にあるのは「モテ」


ー日々闘っているビジネスパーソンの金銭感覚や食費欲には驚きが隠せません。仕事や遊びの価値観に対する背景には、どのようなパッションがあるのでしょうか。

編:実は、いわゆる”港区おじさん”の裏テーマは「モテる」なんです。GOETHEという雑誌名は、若き日からベストセラー作家として活躍、世界的な文豪として知られ、政治家、自然科学者、劇場監督など疾風怒濤の人生を歩んだ男、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテに由来しています。彼は82歳の生涯を通じ、旅を、赤ワインを、そして女性を愛し、多彩な仕事を通じ、その人生を思う存分に生き抜いた人物です。仕事の勝利や栄光や喜びを、ゲーテのように追いかけ続けたい、ゲーテのような濃密で激しい人生を送りたい、そんなことを考えながら記事をつくっています。そのうえで話をしますと、今の時代を大胆に生きる男性において「モテる」というのはひとつのキーワードである気がします。モテたいから仕事を頑張るし、思いっきり遊ぶ。例えば、オシャレ感のあるワインを語れるとモテるという意識から、ワインを勉強したり、1本50~100万円のワインをたしなんだりする。女性は男性の肌をよく見ているので、肌がきれいな男性はモテると思って、美容クリニックに通って脱毛や肌のメンテナンスをしてみたり。

 一方で、モテたいという気持ち以外にも、価値観として「成功したい」という気持ちがあると思います。30代半ばで企業した知り合いの社長は、成功したいという熱い気持ちから、営業のために他企業の社長へ手紙を送ったりと、年齢の垣根を超えてコミュニケーションをとっているみたいです。「モテたい」「成功したい」という気持ちが原動力となり、仕事も遊びも全力で楽しむことに繋がっているんだと思います。



コロナ禍でも変わらぬ消費欲、アプローチのポイントは「クローズドな仕掛け」


ーコロナ禍でビジネスパーソンの消費欲に変化はあったのでしょうか。


編:コロナ禍でも、基本的な消費欲は変わっていないと思います。ビジネスパーソンだからこそ、コロナ禍で消費をしないと経済が回らない事を分かっている。また、コロナでお金の使い道が以前より限られ、抑制されたことでストレスが貯まり、自己投資することで解消しようとしていると思います。何かモノが欲しい、というよりも「ハイエンドなものに投資したい」といった様な感覚。もちろん、コロナ禍なので、派手にお金を使うのではなく、クローズドな所で、コソコソと使う。高級な時計や車はもちろん、最近では馬やヨット、別荘がよく売れたりと、通常であれば知り得ないクローズな所でお金を消費している様です。実際に先日参加した馬のオークションでは、例年以上に競ってしまって、大変でした(笑)


ーハイエンドなものに投資したい、という感覚…成功者ならではですね。そのような消費欲をもった方々へ、GOETHEとしてどのようにアプローチしているのでしょうか。


編:コロナ禍の抑制された状況で、いかに消費欲を刺激するか考えた時に、他にはない体験を提供することがポイントだと思っています。GOETHEで取り組んでいる「北参道倶楽部」はまさに消費欲を刺激できるものです。本格派グルマンのための会員制美食サロンとして、普段は予約できないレストランや、味わうことのできない一流シェフの限定料理が体験できる。他にも、スポーツの分野では究極のイケメンマッチョを決める競技フィジークのコミュニティを作ろうとしていたり、トライアスロン、レーシングチームの体験など、普段は体験できないことを体験できるような場を提供していきたい。新しい物好きで探究心が強い読者にとって、この様な唯一無二の体験は魅力的だと思います。



一流ならではの谷町魂 「ひいきの店を守りたい」という気持ち


ー食の分野についても、コロナ禍での消費欲は変わらないのでしょうか。


編:外食に一緒に行く人数は減っていますが、基本的には食べるものも行く場所も変わっていないと思います。むしろ、コロナ禍で有名なお店の予約が取りやすくなった、といった感じで外食をしているようです。基本的に、趣味嗜好は変わらないんですよね。というのも、ひいきにしているお店から直接電話がかかってきたり、口コミの情報で「あのお店が困っているらしい」と耳にしたりすると、「大将が言うなら仕方ない!」「助けなきゃ」と思うみたいです。自分自身がお店に行けるかどうか分からない状況でも、とりあえず席を予約しておいて、行けなさそうなら友達を招待したり。そこまでしてでも、お店を助けたい、というスポンサー魂が伺えますよね。


ーコロナ禍であっても、衰えぬ消費欲があり、その背景には「モテたい」や「成功したい」、「ひいきの店を守りたい」といった熱いパッションがある。そしてこのパッションこそが、GOETHE読者の憧れる生活を作り出すのですね。

今日はありがとうございました!



LIGHTHOUSEが照らし出す未来

~GOETHE 二本柳前編集長・池上現編集長~

1.一流の仕事人が持つ仕事や遊びに全力で取り組む姿勢の背景には、「モテ」や「成功したい」という、熱く湧き出るパッションがある


2.消費先が抑制されるコロナ禍、クローズドで唯一無二の体験がビジネスパーソンの消費欲を刺激する


3.コロナ禍でも外食に対する趣味嗜好は変わらない。むしろコロナ禍だからこそ、行きつけの店に対して「スポンサー魂」が湧き出る。



仕事も遊びも全力で楽しむ成功者を描きながら、読者たちの憧れを作り出し続けてきたGOETHE

コロナ渦での成功者や富裕層、ビジネスリーダーの実態やインサイトを掴み、訴求するなら、池上編集長と組んでみませんか?

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